刺激

ばあちゃんを見舞う。
高齢なのとまったくあたまが達者だった祖母は、
手術のときの全身麻酔の影響で、
ちょっと引き出しの整理ができたりできなかったり
と聞いていたので、
どきどきしながら病室に入ると、
ぼーっとゴミ箱をみていたので、
ドキッとした。

が、
棚の中の鞄からあめちゃんを出してきたり、
ごはんがどうだとか、
シーツは２日に一回替えてもらえるとか、
ばあちゃんのいとこの誰それの子がどうしたとか、
ヤクルト買うてやろうかとか、
とにかく、元気に話をしていた。

「ほ」

刺激がクスリになって、
いつもの状態にたいていは戻るが、
中には、手術や麻酔がきっかけで認知症が出てくることがあるそう。

あまり、活字を読まないひとなので、
本もどうかということで、

これはおひさま

あおくんときいろちゃん (至光社国際版絵本)

二冊、刺激を。
でも、多分、孫が来るということの方が刺激っぽい。
またいこう。